1人ぼっち いつでも友達なんかいない
目を閉じて思い出す 君の笑顔
君は 行ってしまった 遠い街へ
たった1人 僕の方を向かずに
別れの挨拶 ずっと考えて
未完成のまま 赤い毛糸玉だけ持って行ったのに 君は既に遠くに居た
どんなに呼び止めても 振り返ってはくれなかった
ずっと走り続けて追いかけていた
もう動いているか 止まっているかさえもわからなかったけど
わかることは 既に君は見えなくなっていた
君は僕を忘れるのか
存在を消してしまうのか 君の心から
せめて・・・せめて片隅にだけでも置いといて・・・
どれだけ待っても連絡は来ない
どこへ行ったのか 元気なのか
メールもむなしく戻ってくる
学校なんてつまらない
だって 君が居ないんだから
そのうち友達だっていなくなった
存在すらも忘れられた
それでも良い 君の心にさえ覚えてもらえていれば 僕は救われるんだ
どんなに願っても 届くはずも無い
君は”すぐに戻ってくる”なんて笑顔で言ったけど 3年たっても戻ってこない
小さな嘘は 大きな絶望へと変わる
5年 僕は君を待っていた
でも君は来なかった 今 僕の隣には違う人が居る
彼女は問う”昔好きだった人のこと 忘れたの?”
正直に答えた
”忘れられるわけが無い”
温かい温もりが背中に回る
彼女の手は どこか懐かしい
”私よ、覚えているかしら?”